小論文 通信教育

 

分かりやすい文章

 想定する相手には、身近な人を想定すれば、余計な気を使わないで自分の思った通りの説明を展開しやすいと思います。そこで、さらに、自分自身が聞き手になった場合を想定すると一層分かりやすい文章が作れます。

 

 分かりやすい文章――というのは、説得力ある文章の基本は「分かりやすい」ということだからです。試験論文だから「模範解答」に見られるような、いかにも非の打ちどころの無い用意周到な論文に仕上げなければならないといった思いを抱きがちですが、実際に学者やプロの文筆家でも、あらかじめテーマが分かっていて執筆までの準備を万端整える時間があって始めて、そういう完璧な論文を作ることが可能になるのであって、実は、どのような題材が出題されるか分からない上に知識を答えて加点されることが無い試験論文では、たとえ学者やプロであっても、模範解答に見られるような用意周到な論文を仕上げることは不可能なのだと考えて頂きたいのです。

 

 凝った言い回しや美辞麗句、専門用語をたくさん使うことができるのが悪いと言っているのではありません。そういうことは評価の最も重要な要素では無いと言っているわけです。

 

 大切なことは、言いたいことがありのままに伝わる文章を書くことです。だから、気取らず、格好をつけず、普段通りの言葉で書きましょう。ただ、会ったことも無い人に読んでもらうのですから、言葉は標準語で丁寧に、を心掛けてください。

 

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